いまや高校の授業もWEBで受けられる時代です

今や中学卒業後、大半の学生が高校進学する時代です。様々な事情で進学を見送るケースもあると思いますが、何もいわゆる「全日制」だけが高校ではありません。全日制の高校以外にも「定時制」「通信制」の高校があります。それぞれについて詳しくは把握していないという人も多いと思いますので、ここで一つ簡単に説明したいと思います。

■全日制
いわゆる一般的な高校です。少女漫画で見るような学園生活、スポーツ漫画の舞台、だいたい「高校」のイメージの基礎を作っているのはこの全日制になるかと思います。3年間学び、授業は毎日学校に通って受けるのが基本です。

■定時制
3年以上在籍し、74単位以上取得することで高卒資格を手に入れることができます。定時制というと夜間しかないように思われていますが、「昼間部」「昼夜部」「夜間部」と選択できる学校もあることを覚えておきましょう。学校に通って授業を受けますが、時間が全日制より限られているため1日4コマ程度になります。そのため、3年以上かけて卒業する人も多くいます。

■通信制高校
通信制高校の場合は、ほとんど学校には通いません。定期的に学校に通うことにはなりますが(スクーリング)、基本は自宅で課題を行います。時間に縛りはなく、費用も安いというのが通信制のメリットになります。しかしながら、学生生活がないことからあまり高校に通っている感覚にはなりづらいというデメリットもあります。あくまで卒業資格を得るためだけに従来はなりがちでした。

この通信制高校に一石を投じたのがインターネットと通信制高校を組み合わせたN高等学校です。N高等学校はカドカワが運営する広域通信制・単位制の高校になります。N高等学校ではネットでの学習や生徒間のコミュニケーションのためにWebツールを利用しているのが特徴です。これらのコミュニケーションツールを使うことで、同級生とネットで繋がり、交友を深め、課外授業や遠足などのリアルな場所で実際に会うことができるという特徴があります。今や高校にもインターネットで通って学園生活を送れる時代なのです。

高校の3形式についてまとめてみましたが、最後の通信制高校についてはN高等学校がインターネットというツールを駆使することで革新的な試みを行っているのはご紹介した通りです。そのため、通信制高校の在り方はN高等学校の存在により、どんどん改善される可能性があります。まだまだ始まったばかりの分野にはなりますが、その実績を見届けると共に、新しい価値観でN高等学校を志望してみるというのもいいのではないでしょうか。高校進学といっても、全日制の高校だけがすべてではないということを知っておきましょう。