ひと昔前ですと、PCで作ったデータはPCのHDD内に保管してました。この場合、そのPCが壊れてしまっては大事なデータにアクセスできなくなってしまいます。昔に限らず今でもあるのは、PC修理業者のデータサルベージサービスです。実際にそのような経験をなされた方も多いのでは?ただ、データサルベージサービスは一般的にかなり高額になるので金額とデータの重要性を天秤にかけて、最悪諦めるなんて経験をされた方も検討された方には多いはずです。
しかし、今ではデータをオンラインストレージに保管する人の方が多いのではないでしょうか。オンラインストレージはWEB上にデータを保管できるサービスです。WEB上においておけば、インターネット環境があればどこからでも保管先にアクセスできますし、無料で大容量を使えるストレージサービスもたくさんあります。ただ、たくさんありすぎてどれがいいのか迷われている方も多いのではないでしょうか。
オンラインストレージを選ぶに際し、大切なポイントは3つです。①容量、②対応デバイス、③セキュリティポリシーが重要です。①は、単純に使える容量が大きければ大きいほど便利です。部屋の間取りが広いという例えが最適でしょうか。たくさん荷物が置けますよね。無料の場合、たいていは追加容量分の従量課金を採用しているので、足りなくなったら有料で追加するという使い方も可能です。②は、今やタブレットやスマホをビジネスで使う時代ですから、それらに対応している必要はあります。③が一番重要で、特に法人でオンラインストレージを利用する際には注意して欲しいポイントです。セキュリティポリシーは必ずチェックしておきましょう。これについては、日本国内のデータセンターでの保存が保証されている国内大手IT企業のサービスを導入することが最も安全かと思われます。
PCはあくまでデバイスとしてのみ使い、データはオンラインストレージに補完するのが今時のスマートなPC環境といえるのではないでしょうか。PCはいつか壊れます。○○(某メーカー名)タイマーなんていう言葉も昔ありましたね。かけがえのないデータであればなおさらオンライン環境に保管する癖をつけるようにしましょう。