フォントデザイン

チラシで伝えたいことを伝えるために意識する文字のデザインについて

チラシを作ったとき、わかりやすく作ったつもりでもしっくりこない。なんだか違和感がある、そういう時はありませんか。もしかしたらそれは、文字の配置や大きさ、デザインの問題かもしれません。

チラシを見る時、人の視線はZのように動きます。チラシの上側を左から右、そして左下に進み、また右に進みます。これを「Zの法則」といいます。Zだけでなく、Zの動きからさらに左下に進む場合もあります。これを「Fの法則」といいます。どちらの法則もまず、左上をみてから他の情報を取るために視線を進ませます。つまり、左上にある情報やデザインが興味を引くかどうかで、チラシを読んでもらえるかどうかが決まります。

視点の動きを把握したうえで、チラシを読んでもらうためには

チラシを読んでもらうためには、まず目に留めてもらわなければなりません。目を留めてもらうには、インパクトが必要です。しかし、ただデザインを派手にすればいいわけではありません。派手過ぎてしまうと、逆に見づらくなってしまいます。

例えば、すべての文字の色を変えてカラフルにして、影の効果など、様々な装飾をする。文字を引き延ばしたり、つぶしたりする。長い文章をそのままタイトルとして使う、など、際立たせようとして、逆効果になってしまう可能性があります。そうなってしまってはチラシを見てもらえません。

そのためチラシは的確に、読みやすいものにする必要があります。そのためには、フォントや文字の大きさを工夫しましょう。

見やすい文字のデザインのポイント

ポイント1:文字のフォント

文章を入れる時、まず気にするのはフォントですよね。様々なフォントがある中で、おしゃれに見えたり、かっこよく見えるフォントをつい探してしまいます。フォントによって文章の与える印象も異なります。親しみやすい印象を与えるなら手書き風の書体があります。だたし、1つのチラシに複数のフォントを使ってしまうと統一感がなくなって、見づらくなってしまいます。

ポイント2:文字の大きさ

タイトルは大きく見やすくしたいけれど、いまいちパッとしない。チラシ全体にメリハリがない、そんな時は文字の大きさを調整してみましょう。長いタイトルや、タイトルに助詞が入っている時があります。長いタイトルの時は、キーワードごとに分けて、一番伝えたいものを大きく、補足や重要でないものは小さめにしましょう。そうすると、タイトルにメリハリが出ます。また、「の」や「は」など、タイトルにある助詞を小さくすると見やすくなります。

デザインを外部にお願いする

チラシを制作する上で、人の視線の動きや、見やすい文字を意識して作る必要があります。それだけでなく、全体のデザインや入れる文章など、全体をバランスよくしなければなりません。チラシ作りのノウハウがないと、見やすいチラシを作るのは難しいです。そういう時は、チラシを制作してくれる会社にお願いをしましょう。例えば、おしゃれなテンプレートのチラシデザイン会社があります。ここは、様々なテンプレートの中から、好きなデザインを選ぶことができます。原稿や使いたい写真は自社で選ぶことができるので、イメージとかけ離れてしまうことはありません。デザイン後も、プランによりますが修正も対応してくれるので、一度完成形を見た後に直すことができるので安心です。プランによっては、テンプレートにはない場所に文字を追加させることもできます。

チラシは見てもらって初めて役割を果たします。チラシにおいて重要な点を理解したうえで、外部に発注して、納得のいくチラシを作成してください。